2024年7月29日、中国政府の李輝ユーラシア問題担当特別代表がブラジルを訪問し、アモリム大統領首席特別顧問、イブラヒム大統領外務顧問、サボイア外務省アジア太平洋担当副大臣とそれぞれ会談・協議を行い、ウクライナ危機について意見交換を行った。
李輝氏は、現在のロシア・ウクライナ戦争はまだ続いており、事態の沈静化を推し進めることが喫緊の課題であると述べた。中国とブラジルは共同で、ウクライナ危機の政治的解決を促進するための「6項目のコンセンサス」を発表し、110カ国以上から積極的な反応を得た。中国は、ブラジルと引き続き意思疎通と協調を強化し、ウクライナ危機の最終的な政治的解決を共同で推進していきたい。
ブラジル側は、平和と対話の促進において中国が果たした建設的な役割を高く評価し、危機的状況について双方が同様の見解を共有していると考えており、危機の政治的解決に向けた条件を蓄積するため、中国と協力して6項目の合意を引き続き推進することを望んでいる。
8月1日、李輝特別代表はブラジルで最も発行部数の多い新聞、フォーリャ・デ・サンパウロ紙のインタビューにも応じた。