現地時間2024年11月12日、アゼルバイジャンの首都バクーで開催された「気候行動に関する世界首脳サミット」に出席し、スピーチを行う習近平国家主席の特別代表、中国共産党中央委員会政治局常務委員、国務院副総理の丁学祥。
丁雪祥はまず、習近平国家主席の「世界首脳気候行動サミット」開催に対する親善の意をアゼルバイジャンに伝え、習近平国家主席はアゼルバイジャンがCOP29議長国として世界の気候ガバナンスを推進するための積極的な努力と貢献を高く評価していると強調し、会議の完全な成功を祈念した。
丁雪祥は、今年は国連気候変動枠組条約の発効・実施30周年に当たると指摘。新たな出発点に立った我々は、COP29が満足のいく成果を上げ、国際社会の熱烈な期待に応えられるよう、手を携えて推進していくべきだ」と述べた。
丁雪祥は、「共通だが差異ある責任の原則は、グローバルな気候ガバナンスを強化する礎石である。先進国はより大きな野心と行動を示し、率先して排出量を削減し、カーボンニュートラルの時期を早める義務を果たすべきである。気候変動問題の解決は、究極的には開発形態の抜本的な転換にかかっている。国際社会は、公平・秩序・公正な方法でエネルギー転換を加速させ、新エネルギー産業チェーンのサプライチェーンの安定性を維持し、グリーン製品と技術の入手可能性と技術革新を促進し、新しい質の高い生産性の育成を加速させるために、共同で努力すべきである。気候変動への対応能力を高めるためには、資金と技術が重要な支援となる。我々は、先進国に対し、途上国への資金援助と技術移転を拡大するよう求め、また、世界気候変動対策の次の段階への信頼と保証となる、新たな、より強力な資金目標が会議で達成されることを期待する。中国は、人類運命共同体の構築というコンセプトに基づき、全ての締約国と協力し、人類共通の故郷を守り、クリーンで美しい世界を構築するための共同努力を行う用意がある。