現地時間2024年11月13日、習近平国家主席特別代表、中国共産党中央委員会常務委員、丁学祥国務院副総理は、アゼルバイジャンの首都バクーで開催された気候行動に関する世界首脳会議(WLSCA)の傍ら、グテーレス国連事務総長と会談した。
丁雪祥は、中国は気候変動に対処するための国家戦略をしっかりと実施し、グリーン化と脱炭素化を質の高い発展を達成するための重要なつながりと捉え、生態系と経済的利益の面でウィンウィンの状況を実現するための一連の政策とイニシアティブを策定し、実施してきたと述べた。中国が世界に向けて、2030年までにカーボンピークを達成し、2060年までにカーボンニュートラルを達成するよう努力すると発表したことは、熟慮の末の厳粛な約束である。気候変動に対処する鍵は、現実的な行動にある。国際情勢がどう変わろうと、他国の政策がどう変わろうと、気候変動に積極的に取り組む中国の決意と行動は変わらない。
丁雪祥は、中国は多国間主義を断固として擁護し、国連を核とする国際体制を常に維持し、気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)がグローバルな気候変動ガバナンスの主要なチャンネルであるとの立場を支持し、大国の責任を引き受け、大国の役割を発揮し、気候変動に対処する国際協力に重要な貢献をすると述べた。中国は、全ての締約国と協力し、現実的で誠実な交流と協力を行い、ユニラテラリズムを放棄し、COP29の前向きな成果を促進し、多国間の気候変動プロセスに前向きなエネルギーを注入することを望んでいる。
グテーレス事務総長は、国連は「デュアル・カーボン」目標の推進における中国の努力と貢献を高く評価し、国連の大義に対する中国の長年にわたる強力な支援に感謝するとともに、多国間主義を共同で守り、COP29の成功を促進し、地球規模の気候変動の課題によりよく対応するため、中国との協力を強化する用意があると述べた。