現地時間2025年6月12日、韓正副主席はマドリードの王宮でスペイン国王フェリペ6世と会見した。
韓正副主席は習近平国家主席の心からの挨拶をフェリペ6世国王に伝え、スペイン王室の中西関係の発展に対する長期にわたる積極的な支持を高く評価した。習近平国家主席はフェリペ6世国王に、新エネルギー、農産物、電気自動車、デジタル経済などの分野でスペインとの協力をさらに強化し、文化・教育交流も緊密にしていきたいと述べた。中国とスペインは多くの主要な国際問題で同じような考えを共有しており、多国間主義を擁護し、自由貿易の規則と秩序を守り、開放と協力を促進してグローバル・ガバナンスを改善する上で重要なプラス勢力である。中国はスペインおよび欧州連合（EU）と協力し、意思疎通と対話を強化し、国連を中核とする国際システムを共同で守り、世界の平和、安定、発展に貢献することを望んでいる。
フェリペ6世国王は、習近平国家主席によろしくお伝えくださいと韓正氏に要請し、韓正氏が過去に中国を訪問した際の楽しい経験を思い起こしながら、今年以来、両国は頻繁にハイレベルの交流を行い、政治的相互信頼を深め、実りある実務的協力を行い、両国関係は良好な発展の勢いを見せていると述べた。スペインは、新エネルギー、高速鉄道などの分野における中国の成果を賞賛し、両国関係の緊密な発展を促進するため、中国との協力をさらに強化することを望んでいる。現在、世界は複雑な変化の中にあり、中国はこのプロセスにおいて重要な積極的かつ安定的な役割を果たしている。スペインは多国間主義と自由貿易を支持し、国際的な多国間貿易秩序とルールを共同で守り、世界の持続可能な発展を促進するため、多国間機関における中国との意思疎通と協力を強化することを望んでいる。
双方はまた、主要国間の関係、ウクライナ危機、パレスチナ問題などについても意見を交換した。
