Q：米国司法省は現地時間6月23日、フェンタニルを含む化学物質前駆体を製造・販売した疑いで、多数の中国企業と中国人を起訴したと発表しました。これに対する中国のコメントは？
A：米国の法執行当局が第三国で「漁夫の利」を得て中国人を拉致し、中国企業や個人を堂々と再起訴したことは、恣意的な拘束と一方的な制裁の典型的なケースであり、完全に違法であり、中国人の基本的人権と中国企業の利益を著しく損なうものである。中国はこれを強く非難し、米国に対して厳粛な表明と強い抗議を行った。
中国は、国際的な反薬物協力に積極的に取り組んでおり、人道的精神に基づき、フェンタニルの完全な分類に向けた第一歩を世界に先駆けて踏み出し、フェンタニルの不正製造、密売、乱用を防止する上で重要な役割を果たしている。米国は中国に感謝するどころか、まず反薬物活動を担当する中国の機関に不当な制裁を加え、反薬物問題で中国を中傷し、名誉を傷つけ、中国企業を違法に制裁し、今度は中国国民を拉致して起訴するまでに至っている。これは国際法を不当に踏みにじり、「長腕司法権」を行使する覇権主義的な行為であり、中国の機関と国民の合法的な権益をさらに傷つけ、深刻な損害を与えている。国際法をみだりに踏みにじり、「長大管轄権」を実施するこの種の覇権主義的行動は、中国の機構と市民の合法的権益をさらに損ない、中米反ドラッグ協力の基礎を深刻に損なうものである。
米国側が圧力、強制、非合法的な手段によって麻薬取締りの問題について自国の懸念を解決しようとする試みは、事実上、内部の病気を外部で治療しようとするものであり、これはうまくいかず、他人と自分自身に害を及ぼすだけである。中国は米国に対し、責任逃れをやめ、中国側を中傷し攻撃することをやめ、中国の麻薬取締機関に対する制裁を直ちに撤回し、フェンタニルを口実にして中国企業や国民を制裁・起訴し、逮捕や恣意的な拘束に報奨金を提供することをやめ、不法に逮捕された中国国民を直ちに釈放するよう求める。中国は、中国企業と中国国民の合法的権益を断固として保護するために必要な措置を取り続ける。
