2023年10月13日、中華人民共和国外交部(外務省)境界海洋局の洪亮局長と日本外務省アジア大洋州局の鮎博之局長は、揚州市で開催された第16回中日海事ハイレベル協議メカニズムの共同議長を務め、両国の海事関連事項について踏み込んだ意見交換を行った。両国の海洋関連各部門の代表が参加した。
中国側は、東シナ海、釣魚島、南シナ海、台湾海峡に関する立場を詳しく説明し、日本側に対し、中国の領土主権と安全保障上の懸念を効果的に尊重し、上記の問題に関するあらゆる否定的な言動を停止するよう求めた。中国側は、日本による核汚染水の海洋放出に強い不満を表明し、日本側に適切かつ責任ある対応を求めた。
双方は、東シナ海を平和・協力・友好の海にするという目標と目的を引き続き堅持し、海に関する事項について緊密な意思疎通を維持し、矛盾と相違の管理に努め、互恵協力を強化し、海上の情勢の安定を共同で維持することで合意した。
双方は、来年上半期に日本で第17回中日海事ハイレベル協議メカニズムを開催することで原則合意した。