2023年10月19日、王毅中国共産党中央委員会政治局委員兼外相は、第3回「一帯一路」国際協力フォーラムに出席するため、人民大会堂でスクレカス・ギリシャ首相兼開発大臣上級代表と会談した。
王毅氏は、過去10年間、「一帯一路」は時代と歩調を合わせ、繁栄し、歴史的成果を収め、世界で最も人気のある国際公共商品、最大の国際協力プラットフォームとなった。ギリシャは「一帯一路」建設の重要なパートナーであり、中国とギリシャの実務協力は実を結んでいる。ピレウス港の成功は、「一帯一路」の互恵・ウィンウィンの特性を示す強力な例となる。中国は引き続き「シルクロード精神」を堅持し、ギリシャ側と協力してピレウス港やその他の協力プロジェクトを強化し、欧州の連結性に貢献していく。
王毅は、中国と欧州はライバルではなくパートナーであり、双方に地政学的な矛盾や大きな利害の対立はないと述べた。我々は欧州側と手を携えて、真の多国間主義を提唱・実践し、自由貿易を支持し、公正な競争を守り、保護主義を放棄し、より公正で合理的なグローバル・ガバナンス・システムの構築を推進していきたい。ギリシャが中国とEUの包括的戦略的パートナーシップの健全な発展において、引き続き建設的な役割を果たすことを希望する。
スクレカス氏は、ギリシャと中国はともに古代文明であり、人類の進歩に重要な貢献をしてきたと述べた。両国には高い相互信頼があり、互恵協力のための強固な基盤がある。ギリシャは中国の信頼できる友人であり、引き続き一帯一路政策を遵守し、ギリシャ・中国友好の伝統を継承し、各分野での協力を深めていく。ギリシャは欧州諸国の中で最も早く「一帯一路」に参加した国の一つであり、「一帯一路」の共同建設により、ギリシャは地中海最大の港を建設した。ギリシャは引き続き積極的に参加し、欧中関係の健全で安定した発展を促進する。
