現地時間2023年7月12日、中国、ロシア、インドネシアの3カ国がジャカルタで会談を行った。
王毅・中央外交弁公室主任が出席した。王毅氏は、世界の100年来の変化が加速し、世界経済の回復が弱く、地政学的緊張が激化する一方で、平和を求め、発展を促進し、協力を求める流れは止められず、世界の多極化、経済のグローバル化、国際関係の民主化は依然として一般的な流れであると述べた。すべての国が連帯と協力を強化し、真の多国間主義を実践し、リスクと課題に共同で対処し、人類の運命共同体を構築するために協力することが急務である。新興市場の代表として、また20カ国・地域(G20)の重要なメンバーとして、中国、ロシア、インドネシアは、多国間主義と地域の平和と安定のプロセスを促進するのに役立つ交流と協力を行うことで、3カ国の共通の利益を共有している。中国はASEANの対話パートナーとして、ASEANを中心とする地域協力構造を支持し、ASEAN諸国が東アジア協力の正しい方向性を把握し、ASEAN共同体の構築を加速させることを支援する。
セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相とテレノ・インドネシア外相は、現在の国際情勢および地域情勢について意見を交換し、今回の会談は3ヵ国間の対話と交流の有益な試みであり、ASEANの中心性とASEAN方式を守ることに関する3ヵ国のコンセンサスを示すものであるとし、この点で引き続き意思疎通を図っていくと述べた。日中韓はまた、食料・エネルギー安全保障についても意見交換を行い、円滑なサプライチェーンを確保し、開発途上国の食料・エネルギー安全保障を保証するために、グローバル・ガバナンスを改善すべきであると述べた。