現地時間9月9日午後、李強首相はニューデリーで開催されたG20首脳会議の傍ら、フォン・デル・ライエン欧州委員会委員長と会談した。
李強首相は、中国とEUの関係の主流は協力であり、その本質はウィンウィンであると述べた。多極化する世界における2大勢力として、また世界の発展の2つの原動力として、中国と欧州はさらに団結し、協力し、中国と欧州の関係の安定によって世界情勢の不確実性をヘッジすべきである。中国は欧州側と協力し、来年開催される中国・欧州連合(EU)首脳会議を組織し、意思疎通と協議を通じて相互信頼を深め、相違点を解決し、手を携えて世界の平和と発展のためにより積極的に貢献することを望んでいる。
李強は、リスク防止と協力は相反するものではなく、相互依存と不安を単純に同一視すべきではなく、経済問題を汎安全保障化や汎政治化すべきではないと指摘した。中国の発展と開放は、欧州と世界にリスクではなく機会をもたらす。中国は、中国とEUの経済貿易関係の信頼性と安定性を高めるため、欧州側との意思疎通と協力を強化することを望んでいる。EUが市場経済と公正な競争の原則を堅持し、貿易・投資市場の開放を維持し、中国企業が欧州で投資・事業を行うために、公正で透明性があり、差別のない環境を提供することを希望する。中国は、欧州連合(EU)とのグリーンパートナーシップをさらに深め、クリーンエネルギーやグリーンファイナンスなどの分野における対話と協力を強化し、気候変動への対応において発展途上国への支援を提供することを望んでいる。
フォン・デル・ライエン副首相は、今年に入ってから、欧州と中国の交流が強化され、前向きな成果が得られていると述べた。欧州連合(EU)は、様々な分野で中国との対話と協力を強化し、気候変動などの世界的な課題に共同で取り組んでいきたい」と述べた。
会談には呉正龍も出席した。