現地時間2023年9月17日、マルタのベリャ大統領は、中国共産党中央委員会政治局委員で中央対外連絡弁公室(CFAO)主任の王毅氏と大統領官邸で会談した。
王毅は、習近平国家主席の心からの挨拶をベリャ大統領に伝え、ベリャ大統領の両国間の友好促進への長年の貢献に感謝した。王毅国家主席は、両国の国家元首の戦略的指導のおかげで、中国とマレーシアの関係は健全かつ着実に発展し続けていると述べた。両国は相互尊重と平等をもって接し、助け合い、共に発展し、国家間関係のモデルとなっている。中国は、マレーシア側が一帯一路の原則を堅持し、中国の発展を客観的かつ友好的にとらえ、中国の正当な主張を理解し支持していることを高く評価している。我々はマレーシア側と協力し、引き続きしっかりと支え合い、互恵協力を深め、手を携えて中国・マレーシア関係の次の50年をより良いものにしていきたい。
王副首相は、マルタが中米間の戦略的意思疎通を促進したことに感謝し、双方は中米関係をいかに安定させるか、相違を効果的に管理し、互恵協力を模索し、グローバルな課題に対処する上で中米の国際的責任を担うかについて長い間意思疎通を行っており、今回の会談は包括的で深みのある有益なものであったと述べた。
ベッラ首相は王毅国家主席に対し、習近平国家主席に心からの挨拶を伝えるよう要請し、「マレーシアと中国の国交樹立以来50年間、中国は常にマルタを全面的な尊敬と平等な態度で接し、両国は互いに支え合い、協力し合い、二国間関係は良好な発展の勢いを維持し、各分野の協力で目覚ましい成果を上げてきた。マルタ側は一帯一路政策を堅持し、中国との実務協力を深め、両国関係の一層の発展を促進することを期待している。マルタ側は中国の発展の成果を称賛し、中国の積極的な外交、平和の維持・促進を高く評価し、国際・地域問題において中国との意思疎通と協調を強化することを望んでいる。我々は、世界に利益をもたらすであろうマルタでの中国と米国の会談を歓迎する。
王毅氏は、中国はマレーシアが国連安全保障理事会の非常任理事国であることを支持し、国際的・地域的なホットスポット問題で独自の役割を果たし続けることを歓迎すると述べた。
マルタ訪問中、王毅はマルタのボッチ外相とも会談した。