2023年9月26日、中国共産党中央委員会政治局委員で中央対外連絡弁公室(CFAO)主任の王毅氏は、ポールソン元米財務長官兼ポールソン財団会長一行と北京で会談した。
王氏は、ポールソン氏の中米関係の発展に対する長期的なコミットメント、客観的で理性的な態度、前向きで現実的な発言力を高く評価し、ポールソン氏と財団が中米関係の好転に建設的な役割を果たし続けることを希望した。
王毅は、「中米関係が低迷しているのは、両国民の利益に沿うものではなく、国際社会の期待に沿うものではなく、時代の発展の流れに沿うものでもない。後戻りすることに未来はなく、歴史を後戻りさせることは身を滅ぼすだけである。中国の対米政策は安定性と継続性を維持している。習近平国家主席が打ち出した相互尊重、平和共存、ウィンウィン協力の原則は、進むべき道を指し示し、中米関係に共通の指針を与える。米国が対中政策において理性的で現実的な路線に戻り、ポジティブリストを長く、ネガティブリストを狭くするための実際的な行動をとり、中国と協力して2つの大国が互いに平和に暮らす道を探ることが望まれる。
ポールソン氏らは、最近の米中間の対話の再開と維持を歓迎すると述べた。双方は確かに、仲良くする正しい方法を見つけ、相互信頼を築き、米中関係の安定と改善を推し進め、経済、金融、農業、気候変動への対処など、共通の関心分野における協力の拡大を模索すべきだ。我々は中国経済と米中関係の未来に自信を持っており、ポールソン財団は今後も米中間のコミュニケーションと交流の強化に積極的な役割を果たしていく。また、ドバイで開催される国連気候変動会議の前向きな成果を促進し、世界の南半球の国々が気候変動によりよく対処できるよう、中国と協力していく所存である。