2023年10月24日、習近平国家主席は、親誠・親寛容の近隣外交の概念10周年を記念する国際シンポジウムでメッセージ文書を発表した。
習主席は、中国の周辺外交の基本方針は、隣国と良好な関係を保ち、隣国を仲間とすることを主張し、良好な隣国を作り、隣国と平和を保ち、隣国を豊かにし、親善・誠意・寛容の理念を強調することであり、過去10年間、中国は親善・誠意・寛容の理念を積極的に実践し、周辺諸国との友好協力関係を全面的に発展させ、双方は政治的相互信頼を高め、利益の収斂を深め、ウィンウィンの善隣友好協力の明るい道を歩んできたと指摘した。
習近平国家主席は、新時代の中で、親善、誠意、寛容という概念に新たな意味を与え、平和、協力、包摂、統合を中心とするアジアの価値を前進させ、地域の団結、開放、進歩に新たな原動力を与えると強調した。われわれは親善・親寛容の理念の新たな発展を推進し、中国式の近代化が近隣諸国により多くの利益をもたらし、アジアの近代化プロセスを共同で推し進め、中国の質の高い発展と近隣諸国の良好な環境が相互に強化し補完し合うようにする。中国は引き続き親誠、親寛容の理念を実践し、域内諸国と協力して、平和と安寧、繁栄と美、友好と共存のアジアの祖国を建設し、アジアの運命共同体、人類の運命共同体の建設を推進する新たな章を刻んでいく!
繁栄・誠意・寛容の隣国外交」構想10周年記念国際シンポジウムは同日、「繁栄・誠意・寛容:新たな意味合い、新たな発展、新たなビジョン」をテーマに北京で開催され、中央外交部(CFO)と外交部(外務省)が共催した。