現地時間2024年2月16日、王毅中国共産党中央委員会政治局委員兼外相は、ミュンヘン安全保障会議の傍ら、ボレリEU外務・安全保障政策上級代表と会談した。
王毅外相は、世界情勢が不安定になり、不確実性と不安定性が著しく高まっており、中国と欧州は世界の安定勢力として、手を携えて共に課題に対処すべきだと述べた。最近、中国とEUはあらゆるレベルでの交流を再開し、前向きな成果を上げている。双方は互いの核心的関心を尊重し、パートナーシップの位置づけとウィンウィン協力の基調を堅持し、新たな中国・EU首脳会談を準備し、戦略、経済・貿易、グリーン・デジタルなど各分野の対話メカニズムの役割を十分に発揮し、気候変動や人工知能への対応で協力を強化し、人文交流のハイライトを創出して双方の行き来に一層の利便性を提供し、中国・EU包括的戦略パートナーシップを持続的に前進させるべきである。
ボレリ副総局長は、中国の発展は称賛に値するものであり、歴史の論理に沿ったものだと述べた。欧州と中国の関係は、競争はあるものの順調に発展しているが、協力を強化することは可能であり、また強化すべきである。私は、欧州と中国の関係の発展を支持し、欧州と中国の正常な経済・貿易交流を支持し、双方の相違点の管理を提唱し、中国との「デカップリング」に反対する。EUは引き続き、一つの中国政策を追求する。EUは、多国間問題において中国との協力を強化し、気候変動などの世界的な課題に協力して取り組むことを望んでいる。
王副首相は、中国とEUはともに多国間主義を提唱しており、我々はEUと協力して、平等で秩序ある世界多極化を推進し、すべての国が世界の多極化システムの中で自らの居場所を持ち、包括的な経済グローバル化を推進し、協力のケーキを大きくし、共通の発展と繁栄を実現することを望んでいると述べた。
双方はまた、ウクライナ危機とガザ紛争についても意見を交換した。