2024年3月7日、中国共産党中央委員会政治局委員で外相の王毅は、両会議の記者会見で「グローバル・サウス」の地位と役割について語った。
王氏は、BRICS諸国の発展と成長は、平和を維持する力の強化であり、世界の正義の戦線の拡大であり、挑戦と見なすべきではないと述べた。広い意味では、BRICSの拡大は「グローバル・サウス」の集団的台頭の現れであり、世界経済の地図を大きく塗り替えつつある世界の多極化プロセスの加速でもある。自立は「グローバル・サウス」の色であり、連帯と自立は「グローバル・サウス」の伝統である。グローバル・サウス」はもはや「サイレント・マジョリティ」ではなく、国際秩序の変革における重要な力となり、変革の100年に向けた希望の源泉となっている。
王毅は、中国はこれまでも、そしてこれからも「グローバル・サウス」の熱心なメンバーであり、常に南のすべての国々と運命を共にし、「グローバル・サウス」の発展と活性化を推進する後ろ盾であり続けると述べた。今年は「グローバル・サウス」の協力にとって実り多き年となり、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの連帯にとって新たな出発点となるだろう。中国・アラブ諸国協力フォーラムは20周年を迎え、中国・LACフォーラムは10年の成功を収め、中国・アフリカ協力フォーラムの新たなサミットが今秋、中国で開催される。中国は、この壮大なイベントですべての関係者と協力することを楽しみにしており、発展途上国間の連帯と協力のために「南の力」を集め続けていく。我々はまた、ロシアが拡大BRICS首脳会議を、ブラジルとペルーがG20首脳会議とAPEC首脳非公式会合を主催することを支持し、グローバル・ガバナンスの「南の瞬間」を共同で照らし出す。