2024年4月7日午前、李強首相は北京の人民大会堂でイエレン米財務長官と会談した。
李強総理は、両首脳の戦略的指導の下、現在の中米関係は安定化の兆しを見せていると述べた。習近平国家主席は少し前にバイデン大統領と電話会談を行い、双方は対話を強化し、相違点を管理し、協力を推進し、中米関係の安定的な発展を促進することで合意した。中国は、中国と米国がライバルではなくパートナーとなり、相互尊重、平和共存、ウィンウィンの協力関係を築くことを望んでいる。米中がより協力し、両首脳の重要なコンセンサスを引き続き実行に移し、「サンフランシスコ・ビジョン」を実現することを希望する。
李強は、米中両国は世界トップ2の経済大国であり、経済的利益が深く絡み合い、双方の経済貿易協力を強化し、それぞれの発展と世界経済の成長に大きな意義があると指摘した。双方は意思疎通を強化し、相違をコントロールし解決する方法を共同で見つけ、中国と米国の経済貿易協力が安定し、円滑で効率的なものとなり、両国の企業と国民により多くの利益をもたらすとともに、世界の経済発展と人々の生活向上に貢献するようにすべきである。米国側が中国側と協力し、公正な競争、開放、協力という市場経済の基本規範を守り、経済貿易問題を汎政治化、汎安全保障化することを控えることが望まれる。生産能力の問題を、市場とグローバルな視野の観点から、また経済法の観点から、客観的かつ弁証法的に見るべきである。中国の新エネルギー産業の発展は、世界のグリーン・低炭素転換に重要な貢献をする。中国は、気候変動への対応などの問題で米国との政策協調を強化し、グローバルな課題に共同で取り組むことを望んでいる。
イエレン議長は、米中関係は双方の共同の努力の下で、より安定したものになっていると述べた。世界トップ2の経済大国として、米中は二国間の経済関係を責任を持って管理すべきである。米国は、米中経済対話・協力の進展を高く評価し、中国との「デカップル」を目指すものではなく、サンフランシスコの両首脳会談で得られた重要なコンセンサスを実行に移し、率直に意思疎通を図り、誤解を避け、交流と協力を深め、相違点を適切に管理し、差し迫ったグローバルな課題に対処するために協力し、米中関係の安定的な発展を促進するために、中国と協力していく所存である。