2024年4月12日、王毅中国共産党中央委員会政治局委員兼外交部部長は、北京でミュンヘン安全保障会議財団(MSCF)のイシンガー会長と会談した。
王毅氏は「世界は混迷しており、国際社会は複数の課題に直面している。中国は責任ある大国として、世界における平等で秩序ある多極化を積極的に提唱し、激動する世界の安定化勢力となることを決意している。中国は中独・中欧関係を非常に重視しており、中国、ドイツ、欧州はウィンウィンの協力と共同発展のパートナーであり、共通の利益は違いをはるかに凌駕している。大統領が引き続き、中独欧の交流と協力の深化に積極的に貢献し、発展途上国の声に耳を傾け、世界共通の課題を解決するためにさらに力を集め、一致団結して努力するよう、MSCを奨励する積極的な役割を果たすことが期待される。
イシンガー副総局長は、中国との交流・協力を非常に重視していること、中国が長年にわたりMSCを積極的に支援してきたことに感謝するとともに、双方の協力関係をさらに促進し、中独、中欧の相互理解と信頼を引き続き深めていきたいと表明した。
また、双方はウクライナ危機についても踏み込んだ意見交換を行った。