2024年4月16日午後、李強総理とドイツのショルツ首相は北京の人民大会堂で開かれた中独経済諮問委員会のシンポジウムに出席し、参加した企業家と意見交換を行った。中国とドイツから20人以上の企業家が参加した。
李強氏は、「中国は最大の発展途上国であり、ドイツは欧州最大の経済大国であり、両国の発展は互いにとって重要なチャンスである。中国はドイツと協力し、両国の経済貿易協力のプレートをより大きく、より良く、より強くし、両国民により良い利益をもたらすことを望んでいる。双方は、実利的協力の良き伝統を引き継ぎ、お互いをライバルではなく重要なパートナーと見なすことを主張し、実利的協力が常に両国関係の主流となるよう、共に努力すべきである。保護主義の「温室」では、真に競争力のある企業は育たない。双方は、開放的で公正な市場環境を維持し、開放的な発展の理念を堅持し、公平な競争環境の維持に努めるべきである。双方は互恵・ウィンウィンの協力の場を拡大し、両国企業は産業・イノベーション協力を強化し、協力の新たな成長点を継続的に開拓し、より大きな発展を実現すべきである。中国政府はドイツ政府と協力し、双方の企業間の協力をより円滑で効率的なものとし、両国の経済貿易協力の持続的、安定的かつ健全な発展を促進するため、より多くの政策支援を提供することを望んでいる。
李強氏は、現在の中国経済の好転は、より強固なものとなっていると述べた。高水準の開放を拡大するという中国の決意は変わることなく、その歩みは止まることなく、外資参入のネガティブリストを削減し、外資企業の内国民待遇を実施し続ける。国境を越えたデータの流れに関する取り決めを絶えず調整・最適化しており、外資系企業の意見に定期的に耳を傾け、彼らの合理的な要求に積極的に応えていく。中国は、ドイツ企業を含むより多くの外資系企業が来訪し、滞在し、発展することを望むよう、引き続き現実的なイニシアティブをとっていく。両国の企業家が中独協力の推進者として積極的に行動し、同時に両国の相互理解と信頼の増進に貢献する橋渡し役として良い役割を果たすことを希望する。
ショルツ氏は、中国はドイツにとって最も重要な経済・貿易パートナーであり、双方は両国間の緊密な経済・貿易関係から利益を得ていると述べた。ドイツは独中経済貿易関係の維持と発展を重視し、「デカップリング」に反対し、独中経済貿易交流をさらに深め、実務協力を拡大する。ドイツは中国企業の対独投資を歓迎する。
呉振栄はシンポジウムに参加した。
