2024年5月29日午後、李強総理は、中国・アラブ諸国協力フォーラム第10回閣僚会議の開幕式に出席するために来日したリビア国民統合政府のデルバイバ首相兼外相と釣魚台国賓館で会見した。
李強氏は「中国とリビアは伝統的な深い友好関係にある。国交樹立以来46年間、両国は常に支え合い、誠意をもって接してきた。中国は中・リビア関係の発展を非常に重視しており、リビア側と協力し、伝統的友好関係を前進させ、政治的相互信頼を高め、各分野の交流と協力を拡大し、両国関係を新たな段階へと推し進め、両国民のより良い発展に努めたい」と述べた。
李強氏は、中国はリビア側が国家主権、独立、領土保全を守り、自国の国情に沿った発展の道を歩むことを断固として支持すると指摘した。中国は『一帯一路』の枠組みの下での協力の可能性を模索し、インフラ建設やその他の分野での協力を強化し、中国の発展により多くの援助を提供するために、中国と協力することを望んでいる。リビア側が中国企業に公平で差別のないビジネス環境を提供することを希望する。双方は引き続き政党、議会、地方、メディア、青少年などの分野での交流を強化すべきである。中国は、リビアをはじめとする発展途上国との連帯と協力を強化し、中国・アフリカ協力フォーラム20周年と中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)新サミットの中国での開催を契機として、南南協力をさらに強化し、国際問題における発展途上国の代表性と発言力を高めることを望んでいる。
デバイバ氏は、リビア側は、リビアの政治プロセスと国家再建の支援において中国が果たした重要な役割を高く評価していると述べた。リビアは一帯一路の原則を堅持し、「一帯一路」の枠組みの下、インフラ、エネルギー、再生可能エネルギーなどの分野で中国との協力を強化することを望んでいる。リビアが最も困難な時期に、中国企業はリビアを離れず、リビア側はこれを高く評価し、中国企業のリビア復興への参加を歓迎し、中国企業の合法的権益をしっかりと守る。リビア側は、パレスチナ人民の正義の大義に対する中国の支持を高く評価し、中国と協力して中・アラブ、中・アフリカ協力のさらなる発展を促進することを望んでいる。
会談には呉正龍が出席した。