2024年6月29日、王毅・中国共産党中央委員会政治局委員兼外相は、平和共存五原則70周年記念式典に出席するため訪中した李海瓚・元韓国首相と北京で会見した。
王毅は、「閣下は韓国の上級政治家であり、長年にわたり中韓友好の発展に常に尽力されており、中国からも高く評価されている。平和共存五原則はアジア発祥のものであり、アジアが国際関係にもたらした重要かつ貴重な貢献である。今年は五原則の70周年に当たり、この記念会議のテーマは、平和共存五原則から人類の運命共同体の構築へと前進することであり、これに関して会議参加国の間で重要なコンセンサスが得られ、北京宣言が発表され、国際関係の歴史に新たな重要な1章が刻まれた。韓国は中国の緊密な隣国であり、双方は自然なパートナーである。中国は韓国と協力し、中韓関係の健全で安定した持続可能な発展を促進することを望んでいる。われわれは、韓国の各界の友人がこの点で引き続き重要な役割を果たし、韓国社会における中国に対する正しい認識を促進し、中韓両国民の結びつきと友好を強化することを希望する。
王毅は、京畿道の華城電池工場で最近発生した火災事故により多数の中国人が死傷したことについて、中国は非常に憂慮していると述べた。あなたは特別に韓国の中国大使館を訪問し、哀悼の意を表し、同情の気持ちを表明した。韓国側は一刻も早く事故の原因を究明し、責任を持って対処するとともに、二度と同じような悲劇が起こらないようにすべきである。
李海山は、この記念大会に私を招待してくれた中国側に感謝していると述べ、昨日、私は習近平国家主席の大会での重要な演説を熱心に聴いたが、非常に感動的で心に響くものだった。中国は常に平和共存五原則を守り、様々な紛争の平和的解決に尽力し、アジア地域の平和と安定を導き、維持している。中国のこのような包括的で普遍的な態度は、今日の世界にとって極めて重要である。韓国は韓中関係を非常に重視しており、両国関係の継続的な発展を促進するため、あらゆるレベルで中国側との交流を引き続き強化していく所存である。
双方はまた、朝鮮半島情勢やその他の共通の関心事についても意見を交換した。