2024年7月12日、王毅中国共産党中央委員会政治局委員兼外交部部長は、「開発行動共有のためのグローバル・フォーラム」第2回ハイレベル会合に出席するために中国を訪れたマダガスカルのラサタ外務大臣と北京で会談した。
王毅は、同じビジョンを共有する者同士は、山や海ほど遠くはないと述べた。中国とマダガスカルは海と海を隔てているが、友好関係は深く、包括的なパートナーとなっている。中国はマダガスカル側と共に、両国首脳の重要なコンセンサスを指針とし、国交樹立の本来の精神を堅持し、伝統的友好関係を継承し、政治的相互信頼を増進し、中国・マダガスカル実務協力を推進し、より多くの新たな成果を達成することを望んでいる。中国側は、マレーシア側が中国の合法的な考えを理解し、支持していることを高く評価し、発展途上国の共通利益を守り、国際関係の基本規範を堅持するため、互いの核心的利益と重大な関心事を支持し、マレーシア側と引き続き堅持する用意がある。
ラサタ氏は、マレーシアと中国の友好関係は強く、二国間関係は強固であると述べた。マレーシアは、双方のハイレベルな互恵協力を高く評価し、中国の主権と領土保全を守るため、また二国間関係の位置づけを向上させ、ハイブリッド米、工業化、人的資源など様々な分野での協力を深めるため、引き続き中国を支援していく。中国はアフリカへの支援に決して条件を付けず、一連の重要な世界的イニシアティブを提唱し、アフリカやその他の「南半球」の国々の発展を支援する確固たる意志を示しており、マレーシアはこれを高く評価し、今後もその実施に積極的に参加していく。
王毅国家主席は、中国はすべての関係者と協力し、努力を結集し、各国が近代化プロセスを加速させるのを支援する用意があると述べた。習近平国家主席は、南アフリカで開催された中国・アフリカ首脳対話に出席した際、アフリカの工業化、農業近代化、人材育成を支援するための中国の3大イニシアティブを発表し、経済・社会の発展により良い利益をもたらすためにマレーシア側の積極的な参加を歓迎した。
双方はまた、来年北京で開催される中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)首脳会議について意見を交換し、FOCACメンバーと協力して首脳会議の前向きな成果を共同で後押しし、ハイレベルの中国・アフリカ運命共同体の構築に新たな弾みをつけると述べた。