現地時間7月26日、王毅中国共産党中央委員会政治局委員兼外相は、ビエンチャンでデイヴィッド・ラミー英国外務・開発担当国務長官と会談した。
王毅氏は、中国と英国は共に国連安全保障理事会の常任理事国であり、世界の主要経済国であり、両国間には幅広い交流があり、協力の強固な基盤があり、利益が深く絡み合っていると述べた。中英関係の相互利益とウィンウィンは誰の目にも明らかである。中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議が成功裏に召集されたことにより、中国は全面的に改革をさらに深化させ、質の高い発展とハイレベルな開放を力強く推進し、英国を含むすべての国にさらなるチャンスをもたらすだろう。双方は互いの長所を補完し、相互発展のために協力することができる。中国側は、英国側が中国との関係を長期的かつ戦略的な観点から見るという意思表示を重視し、英国側と協力して安定的で互恵的な中英関係を発展させ、協力の潜在力を引き出し、それぞれの発展を後押しすると同時に、国際問題での意思疎通と協調を強化し、世界の平和を共同で促進するために相応の責任を負うことを望んでいる。
王氏は、中国は英国側と積極的で安定した二国間の枠組みを構築し、意思疎通のチャンネルを開くことを望んでいると述べた。双方は正しい政策の方向性を確立し、バランスの取れた現実的で開放的かつ協力的な態度を堅持し、両国の各界に安定的で前向きな期待を提供すべきである。双方は相違点を適切に管理し、平等と相互尊重を基礎として意思疎通を行うべきである。英国側が中国企業に公平、公正かつ差別のないビジネス環境を提供することが望まれる。
ラミー氏は、イギリスと中国は重要なパートナーであり、イギリス側は中国側とのコミュニケーションを維持し、イギリスと中国の予測可能で、相互に尊重し合い、長期的に安定した関係を発展させることを望んでいると述べた。英国側は一国中国の立場を変わることなく堅持している。人文科学、教育、健康、科学技術革新、気候変動など様々な分野における中国との協力強化に期待している。英国は、国際情勢における中国の重要な影響力と役割を重視し、協力して世界的な課題に取り組むことを望んでいる。
双方はまた、ウクライナ危機を含む共通の関心事である国際問題や地域問題についても意見を交換した。
