2024年7月28日午後、李強総理は北京の人民大会堂でイタリアのメローニ首相とともに第7回中伊企業家委員会の開幕式に出席し、スピーチを行った。中国とイタリアの150人余りの企業家が出席した。
李強氏は、中国・イタリア企業家委員会は設立以来10年間、両国の経済貿易協力と両国関係の発展に積極的な役割を果たしてきたと述べた。現在の世界経済の回復の弱さを背景に、中国とイタリアは経済貿易協力を強化し、両国の発展に力を注ぐべきである。中国とイタリアは、平和と協力、開放と包容、相互学習と相互評価、互恵とウィンウィンのシルクロード精神を力強く継承・実践し、双方向に進む熱意を維持し、互恵の原則を堅持し、互いの成果に常に心を開き、互いの発展を支え続け、共に繁栄を目指すべきである。
李強氏は、中国とイタリアの包括的戦略的パートナーシップの継続的かつ深化した発展は、中国とイタリアの経済貿易協力にとって、より安定した期待を生み出し、より広範なチャンスをもたらし、より豊富な資源を引き寄せることになると指摘した。中国は質の高い発展で中国式の現代化を推進しており、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議は、改革を全面的にさらに深化させ、中国式の現代化を推進するための体系的な配置を行った。これは中国経済を比較的速いペースで成長させるだけでなく、経済の最適化とアップグレードを推進し、巨大な発展の潜在力を引き続き引き出し、両国企業間の協力に広大な空間を提供することになる。現在、科学技術革命と産業変革の新ラウンドは深く進んでおり、グローバル産業チェーンの協力と再構築は無限のビジネスチャンスを孕んでいる。中国とイタリアは、一般的な趨勢に沿って協力の新たなチャンスを探り、両国の互恵協力をより深いレベルに引き上げるべきである。我々は、双方の企業がインテリジェント製造、新エネルギー、生物医学などの分野における協力の可能性を模索することを支援し、協力の幅と深さを拡大し続けるべきである。
李強は、中国の開かれたドアは常にイタリアやその他の国の企業に開かれていると強調した。我々は、透明で、安定した、予測可能な制度環境を構築し、市場アクセスをさらに緩和し、外資企業の内国民待遇を保証し、あらゆる国の企業が中国に投資し、繁栄するために、より多くの支援と利便性を提供する。我々は、中国とイタリアの企業家がこのチャンスを掴み、共に前進することで、それぞれの企業がより大きな発展を遂げるとともに、両国の共通利益のケーキをより大きくし、両国の友好協力関係をより強固なものにすることを望んでいる。
メローニ氏は、現在の複雑で不安定な世界情勢を前に、イタリアと中国は包括的戦略パートナーシップを強化し、互いの補完的優位性を十分に発揮し、経済貿易協力を強化すべきだと述べた。イタリアは、相互尊重と信頼、公正と互恵を基礎として、中国と協力し、経済貿易、投資、人工知能などの分野における実務協力を拡大し、協力の方式を革新し、協力の潜在力を引き出し、企業の競争力を高め、手を携えてグローバルな課題に対処していきたい。我々は、イタリアと中国の経済貿易協力がより実り多い成果を上げ、両国関係の発展に新たな弾みをつけることを期待している。
呉正龍は開幕式に出席した。
