外務省報道官、米国務省が発表したルナイ礁問題に関する声明について質問に答える。

記者会見
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Q:米国国務省は最近、中国が人員や物資をルナイ礁に輸送するフィリピン船舶を妨害し、水鉄砲を使用したことは国際法に違反し、地域の平和と安定を脅かすとする声明を発表し、中国に南シナ海仲裁裁定を順守するよう求めた。米国はフィリピン側の「合法的な海洋活動」を支持し、フィリピンの海上警察に対する武力攻撃は米比相互防衛条約を発動させると主張している。これに対する中国のコメントは?

A:仁愛礁は常に中国の南沙諸島の一部である。仁愛礁問題の歴史は非常に明確で、1999年、フィリピンは仁愛礁の「現状」を変えようとして、軍艦を不法に仁愛礁の「浜辺に座らせて」派遣し、中国側は直ちに厳粛な陳情を行い、フィリピン側に軍艦を曳航するよう要求した。フィリピン側は何度も軍艦を曳航すると約束したが、いまだにその約束を守っていない。また、フィリピン側は、仁愛礁の恒久的な占領を実現するために、軍艦の大規模な修理と補強を行おうとしており、8月5日、中国側の度重なる制止と警告にもかかわらず、フィリピン側は2隻の船舶を派遣し、仁愛礁に無許可で侵入し、不法に「漂着」した軍艦の大規模な修理と補強のための建設資材を搬入しようとした。フィリピン側の行為は、中国側の主権と「南シナ海における両当事者の行動に関する宣言」に違反した。中国海警の艦艇は法に従ってこれを阻止し、警告の執行措置をとり、その場で専門的かつ自制的に行動しており、非難されるいわれはない。

米国国務省は事実を無視し、中国の合法的かつ適法な海洋権益の擁護と法執行行動を攻撃する声明を発表し、フィリピン側の違法かつ挑発的な行動を支持したが、中国はこれに断固反対する。米国はここしばらくの間、フィリピンが仁愛礁で軍艦を修理・強化することを奨励・支援し、さらには軍用機や軍艦を派遣してフィリピン側を海上で協力・支援しており、ことあるごとに米比相互防衛条約の履行を求めて中国を脅してきた。これは、中国の主権を侵害するフィリピンを支援し、助長しようとする米国の露骨な試みであり、その試みは成功しない運命にある。

南シナ海の仲裁裁判は、米国が法を装って操る政治的茶番劇である。そのいわゆる裁定は、国連海洋法条約を含む国際法に違反しており、違法かつ無効である。米国側がこの違法な裁定について話しているという事実は、法に従って領土主権と海洋権益を守るという中国の確固たる決意と意志にいかなる影響も与えることはできない。われわれは米国に対し、南シナ海問題を利用して不和をまき散らすことをやめ、南シナ海における中国の領土主権と海洋権益、および南シナ海の平和と安定を維持するための地域諸国の努力を尊重するよう強く求める。

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